■なぜショップによって値段が違うの?結婚指輪の価格の5つの秘密

結婚指輪の相場ってどの位なのでしょうか?結婚情報サイトによれば、結婚指輪の平均購入額は、男女ペアで20万円〜30万円だそうです。でも実際に調べてみると、高級ブランドなどのようにすごく価格の高いショップから、10万円以下で売っているお手軽なショップまで、かなり値段に差があると思いませんか?どうしてこんなにも販売価格が違うものなのでしょうか?今回は結婚指輪の価格の秘密について5つの視点から解説したいと思います。


ロイヤルマリッジリング(女性用RME703FTR、男性用RMA100FTR)


(1)フルオーダーメイドの指輪は割高になることが多い
まず基本的なことですが、フルオーダーメイドの指輪は高額になります。フルオーダーメイドとは、お客様専用の指輪を、専用のデザインを基にして、職人が一品一品、手作業で作る指輪のことです。 フルオーダーメイドの指輪が高いのは、アパレルでオートクチュールのドレスが高いのと同じ理由です。

フルオーダーメイドの指輪が高くなる理由は、こう例えると分かりやすいかもしれません。例えば”ネジ”は規格化された工業製品で、製造するのに1本当たり僅か数円のコストの製品です。しかし、もしこれを専用のデザインを基に、職人が手作業で作ったらどうなるでしょうか?すると同じネジでも、制作するのに1本当たり数千円〜数万円のコストが掛かってしまいます。このようにフルオーダーメイドの短所は、「本来持つ価値に対して、値段が高くなりすぎてしまう」ことです。これは指輪の場合でも同様で、フルオーダーメイドの指輪はほとんどの場合、実際に指輪が持つ価値に対して割高になってしまいます。

もちろんフルオーダーメイドの場合、お客様のご要望に合せて指輪を作ることができますので、値段が高くても構わないお客様にとってはベストな選択だと思います。しかしコストパフォーマンスを考えるなら、既製品の中からお好みのデザインの指輪を選んで頂いた方がはるかにお買い得になります。


ロイヤルマリッジリング(女性用RME700FTR、男性用RMA100FTR)


(2)高級ブランドの指輪は値段が高い
この項目は当たり前のことなので、あまり解説の必要はないですよね。高級ブランドでは、ブランド料やデザイン料を厚めに設定していますので、基本的に値段が高くなります。こう書いてしまうと身も蓋もないのですが、しかし高級ブランドのジュエリーの値段が高い理由は、決してこれだけではありません。

例えば、高級ブランドなどでは商品の品質を保つために、品質チェックの部分を厚くしていることがあります。高級ブランドでは通常、最高級のダイヤしか扱いませんが、ダイヤの品質に当たり外れが出ないようにするため、仕入れたダイヤの品質をダブルチェックしていることもあります。そうするとその分コストが掛かってしまうのですが、品質の面ではそれだけ安心できると言えるでしょう。

しかし全てのお客様が高級ブランドに向いている訳ではありません。例えば予算に限りがあるお客様の場合は、ダイヤの品質にこだわるよりは、ダイヤの大きさにこだわった方が、はるかに良い買い物ができます。なぜなら大き目のダイヤの方が見栄えがするからです。それに対してダイヤの品質が少しくらい上でも下でも、見た目の印象はほとんど変わりません。


ロイヤルマリッジリング(女性用RME502FTR、男性用RMA100DTR)


(3)都心の一等地、豪華な内装、高級シャンパンなど
銀座や青山など都心の一等地にある、ショップの内装が豪華絢爛、ご成約のお客様にはシャンパンをプレゼントなど。これらの費用は全て、お客様が支払う結婚指輪の販売価格に含まれています。豪華な店内で丁寧な接客を受けると舞い上がってしまいますし、結婚指輪は一生に一度の買い物ですから、特別な気分に浸りたくなるのはやむを得ません。

しかしこれらの過剰なサービスは全て、お客様が支払う料金の中から提供されていることを忘れないようにした方が良いです。逆に言えば、こういった過剰な要素が少なければ少ないほど、その分安く購入できる可能性が高くなります。例えば ネットショップでは、店舗に掛かる費用を抑えることができますので、実際に店舗を構えているショップよりははるかにお買い得な価格で指輪を購入することが可能です。ネットショップで結婚指輪を買うことに抵抗のないお客様であれば、よりコストパフォーマンスの高いお買い物ができるでしょう。


ロイヤルマリッジリング(女性用RME500FTR、男性用RMA100DTR)


(4)指輪のデザイン、ダイヤモンドなど
基本的にはシンプルなデザインの指輪よりも、複雑で凝ったデザインの指輪の方が高くなります。その分デザインや制作にコストが掛かっているからです。ダイヤ付きの指輪の場合、ダイヤの数や大きさ・品質によっても価格は大きく変わります。また職人が手作業で行う工程が多い指輪はその分高額になります。

例えばミル打ちの場合、機械で行うのと手作業で行うのとでは掛かるコストが違います。好みにもよりますが、結婚指輪はずっと身に着けるものなので、敢えて飽きの来ないシンプルな指輪の方が好ましいと言う捉え方もできます。また予算が限られているお客様の場合は、ダイヤの品質にこだわるよりは、ダイヤの大きさを優先した方が見栄えがして豪華に見えます。




(5)返品保証、生涯保証、アフターサービスなど
結婚指輪の販売価格には、返品保証、生涯保証、アフターサービスなどの販売ポリシーも大きく関係しています。低価格帯での販売がメインのショップでは、言葉は悪いですが、売ったら売りっ放し、買ったら買いっ放しになることが多く、返品保証、生涯保証、アフターサービスなどは付帯されないことが多いです。

基本的には低価格の結婚指輪は、低価格で販売することを前提に企画されており、価格を下げるために相応の品質のダイヤを使い、アフターサービスなしで販売されます。高価格の結婚指輪は、高価格に見合うだけの上質なダイヤを使い、高価格に見合うだけのアフターサービスを付けて販売されるのが通例です。これらの付帯サービスには相応のコストがかかるため、低価格の商品に付帯サービスを付けることはほとんどありません。


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