■結婚指輪の選ぶ時の3つのアドバイス

大切な結婚指輪を選ぶ時、どんな点に注意をしたら良いでしょうか?限られたご予算の範囲内で、最高の結婚指輪を選ぶにはどうしたら良いのか、結婚指輪の専門店としての立場から3つアドバイスをしたいと思います。今までの、あなたの常識が覆されるかもしれませんよ。(ブライダル業界の方には耳の痛い話もありますが、どうかご容赦を!)


(1)細めの結婚指輪は選ばない
一般的に、結婚指輪と言えば、リング幅が男性で4ミリ、女性が3ミリ程あるのが標準です。しかし最近は、男性で3ミリ、女性で2ミリといった細めの結婚指輪も多く売られています。ショップによっては店員が「最近は細めの結婚指輪が流行なんですよ」などと説明してくれることもあります。しかし実際には細めの結婚指輪は、あまりご予算のないお客様向けの廉価品であることが多いです。

結婚指輪を買う時には気付かないかもしれませんが、冷静な目で見ると、細めの結婚指輪はまるで針金のように見えてしまい見栄えがしません。ウェーブやV字の場合は多少イメージが変わりますが、それでもある程度ボリュームがあった方が見栄えがします。

若いうちはまだ良いのですが、年齢が上がってくると、細めの結婚指輪はまるで子供向けの”おもちゃの指輪”のように見えてくることでしょう。それなのに店員が勧めてくるのは、少しでも多く販売したいからなんですね。

それでショップとしては、ご予算の限られたお客様にも購入して頂けるように、ちゃんと廉価品の結婚指輪も用意している訳です。「お客様のご予算ですと、購入できるのはこのクラスなんですよ」というのが本音で、それを「最近はこれが流行なんですよ」と言い換えて誤魔化しているんですね。

これはリング幅を細くすることによって、プラチナの材料費を削減するという涙ぐましい企業努力でもあるのですが、プラチナは柔らかい金属なので、リング幅2ミリだと強度が弱すぎて、変形しやすいという欠点もあります。見栄えや強度のことを考えると、細めの結婚指輪はお勧めできません。


もともと結婚指輪は、デザイン料が大きな比重を占めています。それなので有名ブランドの結婚指輪だと高額になってしまうのです。ですからもしあなたのがそのショップで廉価品の結婚指輪しか買えないのであれば、そのショップはあなたに合っていないという意味なのです。

ですからそんな時に、あなたがなすべきことは、ただ単に違うショップに行ってみることです。単にショップを替えてみるだけで、あなたのご予算でも最高の結婚指輪が買える可能性はぐんと高まることでしょう。


(2)ダイヤのないシンプルな結婚指輪を選ぶ
実は結婚指輪というのは、ノンブランドで、ダイヤのないシンプルな指輪を選べば、それ程高額ではありません。あのブランドが欲しい、ダイヤ付きがいい、エタニティリングがいい、あのデザインがいい、このデザインがいい、と希望をどんどん付ければ、その分どんどん値段が上がってしまいます。

ダイヤのないシンプルな結婚指輪であれば、男女ペアで10万円以下でも、最高品質の結婚指輪がいっぱい売られています。結婚生活は長い道のりです。結婚指輪の話はそのスタートラインに過ぎません。結婚指輪を買うのにローンを組むようでは本末転倒です。お客様ご自身のご予算に合わせた結婚指輪を選ぶことが、最良の選択です。

でもちょっと頑張ってダイヤ付きの結婚指輪を買う場合は、ダイヤの大きさに注目して見てください。同じように見えるメレダイヤでも、ショップによっては0.03ctではなく、0.01ctや0.02ctのダイヤを使っていることがあります。少しでもダイヤを小さくすることで、コスト削減を図っている訳ですね。

でも0.03ctのダイヤと、0.01ctや0.02ctのダイヤでは見た目の印象が全く違います。ショップで結婚指輪を見ている時には気付かないかもしれませんが、並べて比較してみると一目瞭然です。特に0.01ctのメレダイヤは、極端な言い方をすれば「おや、何か付いてるのかな?」くらいにしか見えません。結婚指輪に輝きが欲しい場合は、メレダイヤの大きさに注目してみると良いでしょう。


(3)プラチナ1000の結婚指輪を選ばない
この項目を読んで、意外に感じた方も多くいらっしゃると思います。 プラチナ900やプラチナ950より、プラチナ1000の方が純度が高く、なおかつ高価なので、それだけ品質も良いはずだと考えられがちです。

しかし実際には、プラチナはとても柔らかい金属なので、プラチナ1000だとそもそも結婚指輪には向いていません。結婚指輪は毎日指にはめるものなので、柔らかい金属であるということは重大な欠点になります。それなので現実には、他の金属を混ぜて、プラチナ950やプラチナ900にすることによって強度を上げている訳なのです。

具体的に起こり得る問題をピックアップしてみましょう。結婚指輪をはめたまま重い荷物を持ったとしましょう。手に力を入れた瞬間に結婚指輪が歪む可能性があります。特に2ミリなどの細めの結婚指輪だとあっと言う間に歪みます。また特に力仕事をしない場合でも、「指に馴染む」という言い方をしますが、結婚指輪は自然に指の形に沿って変形してくるものなのです。

それにプラチナ1000も、プラチナ950も、プラチナ900も、見た目はほとんど同じで、ただプラチナの純度が違うだけです。ですからもしプラチナの結婚指輪を購入するのであれば、強度があって、コストパフォーマンスにも優れた、プラチナ900の結婚指輪を選ぶことをお勧めいたします。

しかしもしあなたが金属アレルギーの場合、プラチナの結婚指輪だと、どうしても割り金によって金属アレルギーを起こしてしまう懸念が払拭できません。その場合はプラチナではなく、チタンの結婚指輪を選んだほうが良いでしょう。